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10月24日 とろけるハゼの魅力。

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10月24日

平均水温  湾内 23.4℃
      外海 23.8℃

        
気温    23℃
透明度   湾内 5m
      外海 7~15m

めちゃくちゃに群れている魚たち。
今日に限ってイサキもタカベも絶好調。
透明度もすこぶる良い!
スズメダイたちなんかはもう気づけばすれすれを駆け抜けてゆく。
キンギョハナダイの大群も目線をそらせばマスクの真横だ。

沖の浮島根の帰りの道中でオーシャントライブのミカが
『群れヤバかったですよね!いやー!すごかったですね!』と
すごい笑顔で言ってくるのであった。
その表情からも素晴らしい海だったことがわかるのだが。
船上のけんろーとゲストUさんは・・・

・・・あああ!そういえばすごかった!

(笑)

それもそのはず我々は壁を見るために潜っていたのだから(*'▽')
一眼マクロのUさんと今日はじっくりマクロダイブ。

すこしずつ出てきたウミウシや最近のけんろーお気に入りの
ヒマワリスズメダイを撮影したり、
今日はばっちり体も確認できてもはや間違いないフタイロカエルウオとの駆け引きを楽しんだ僕等にはあの大群すらもうっすらとした記憶なのだ(笑)
でも、思い返せば確かにすごかった!

2本目は真骨頂。
深場から攻めて行く弁天島。

クダヤギクモエビ、アカホシカクレエビの軍団!withイソギンチャクモエビ、ハナタツ!
もちろんじっくりと一眼で撮影してもらう。
なので、この時点で窒素パンパン。

浅場に移動しひたすら
テーブルサンゴに向き合う。
するとサンゴの中のたくさんの生物の日常を垣間見ることができる。

白崎よりも早く随分早くやってきて台風に負けずずっと同じサンゴで頑張っているスミツキトノサマダイ。この子のコバルトブルーの紋は少しくすんでいる。小さい時からだ。
大きくなったら鮮やかになるのかなと思ったが変わらない。

テーブルサンゴのなかにはシャコがよく住んでいる。
普段穴のや亀裂でみるものと違い、たまにお腹を見ることが出来る。けっこう斬新。
今日はプラ棒にシャコパンチを頂いた!

ヒメモシオエビは一押しエビなのだが紹介が難しい。
常にサンゴの幹の裏側に位置して根っこを向いている。
鮮やかなブルーとオレンジが美しいが見てもらえることは少ない。

こんな風にもっともっとテーブルサンゴのなかは賑やかなのだ。

今日ふたりでじっくり撮ったのはハゼだ。

フタイロサンゴハゼ。
茶褐色の体に目の周りの水色線が映える。

コバンハゼ属1種-8
半透明な体で水色線は後部まで。脊柱上の白斑も美しい。

夏から秋にかけて長い事みられる南方系ハゼだが数が多いので
大体のテーブルで見ることができ、さらに大きさも様々。
極小のものから、かなり大きいものまでいる。
実にすばしっこいハゼだが、よく見ていると結構一定のルートを
通過するのがわかる。
迷路のようなサンゴのなかでも通り路が決まっているかのようだ。
そこを待ち構えて撮影する。
この駆け引きがマクロダイブの醍醐味とも言えます。

ふたりでそれぞれのテーブルサンゴにかじりつく。
もちろんガイドの自分はUさんの動向を確認しながらだが
Uさんは微動だにせずファインダーを覗いている。
これがかなりカッコいいんですよ。

外海からミカたちが帰ってくるのを待っていたのもありますが60分オーバー。
でも、あっという間の1本でした。

本当にこの透明感や可愛さにとろけるハゼでした。

ガチマクロ。
楽しいですね~!
こんなマニアックな潜り方ができる平日っていいですね~。
Uさんまたお待ちしてますね(*'▽')