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3月6日(金)海ログ

天気:激しく雨 東~北風
海況:外海オープン 湾内オープン
透視度:外海8~10m 湾内3~6m
水温:外海13度 湾内13度


朝から雨がシトシト降っていて、肌寒い一日でした。
ショップの方たちが潜っている間、船の上で待っているのが辛くて辛くて・・・。

そんな中、船番の合間に弁天島と白崎で潜りました。

湾内は、春濁りまっさかり?
弁天島は潜ってみてビックリ、そこには夜の海が広がっていました。
というくらい暗かったです。

ムラサキハナギンチャクも、こんなに伸びきっていました。
ファイル 231-1.jpg
それでも、透明度は5~6メートルくらいは見えていました。

クロホシイシモチとネンブツダイの群れは、これでもかっっていうくらい群れています。
岩の隙間には、ツマグロハタンポもたくさん詰まっていました。
と、とりあえずワイドに目を向けておいて、ここからが本番。

マクロ生物探しです。
まず目に付いたのが、アオボシミドリガイ。
ファイル 231-2.jpg
緑色のボディーに色鮮やかな青い斑点が綺麗なウミウシです。
藻の中に埋もれていて見つけづらいんですけど、一度目に入ってしまえば後から後から見つかります。
今日だけで20~30匹くらいは見た気がします。

ミズヒキガニも、数箇所で目撃。
ファイル 231-3.jpg
なかには、ガヤではなく海藻を持って威嚇しているミズヒキガニもいました。
全然武器になってないですけど・・・。

他は、ゼブラガニ、アカホシカクレエビ、コケギンポ、ダイナンウミヘビ、ミノカサゴ、ヒラタエイ、サラサウミウシ、コモンウミウシ、ヒロウミウシ、など。


白崎は、弁天島以上にナイトダイビングで、深場へ行けば行くほど暗くなっていきました。
もしかして夜光虫が光らないかな~、ライトを消して手をパタパタと試してみたんですけど、さすがに見えませんでした。

透明度は良くないものの、さすが白崎、ウミウシがたくさんいました。
まずは、ピカチューことウデフリツノザヤウミウシ。
2センチくらいの大きさで、ぷりぷりしていて可愛かったです。
一時期、そこらじゅうにいたピカチューですけど、今回は2匹しか見つけられませんでした。
どこへ行っちゃったんでしょうね?

アオボシミドリガイはここでも大発生。
浅場ではアズキウミウシが大漁でした。
アオ、サラサ、コモン、ヒロ、シロ、などの定番はもちろん抑えつつ、極小のコトヒメや、本州では珍しいトウアカミドリガイなどもいました。

可愛かったのが、イガグリウミウシ。
ファイル 231-4.jpg
これといって珍しいウミウシではないですけど大きさが1センチ弱で、ここまで小さな個体は初めて見ました。

逆に大きかったのが、サガミリュウグウウミウシ。
ファイル 231-5.jpg
親指より太くて、中指より長い、立派なサイズのサガミリュウグウは、色がサイケデリックですね。

他は、オルトマンワラエビ、オトヒメエビ、アカホシカクレエビ、大きなアカエイ、どこまでも着いてくるミノカサゴ、このまま越冬しそうなクマノミなどがいました。


ショップ情報ですが、外海は透明度そこそこ。
タカベやマダイなど意外と魚影が濃い目。
沖の浮島根の、ベニカエルアンコウと紅白ハナタツは健在です。


2009年、丑年。
そろそろ春の到来?&只今ウミウシフィーバー中です。
ダイバーの数も少ないので、の~んびり潜りましょう。